現在の天然ミナミトロ舟からの白濁途上個体の標本です。


現在は一代目の天然ミナミ成熟個体の残存はなく、導入時に稚エビだった若エビ(2cm程度)とうちで生まれた稚エビ(1cm程度)で構成されています。7-9月の間は水質悪化を懸念して、エアレーション以外は雨水の流入と足し水のみ・無給餌だったので、成長はゆっくりです。撮影に使用している容器が約10cm幅のもので、サイズ感をお察しいただければと。


完全白濁個体はまだおらず、体組織が乾燥葛切り(春雨でもマロニーでも糸寒天でも可)程度の半透明に濁っている状態です。まだサイズが小さいため、マクロレンズでの接写は無理でした。


こんな感じであるとご理解いただけるでしょうか。

ちなみに、在住地域の6月から10月5日(本日)までの気温の推移については、まだ大雑把にしか分析していませんが、6/5の日記の時点では白濁していたボトル飼育個体が7/1の日記の時点で1/3~半分程度白濁が消滅してきていましたので、最高気温25℃/最低気温20℃あたりを常態的にオーバーすると、白濁が消える=共生した状態での白濁因子の活動限界なのかな?と考えています。しかし、10月現在で新たに白濁化の傾向が見られるため、今年の7-9月の暑さでも白濁因子は完全に消滅する訳ではなく、雨水と足し水で維持された飼育水内にて生存しているということになります。(全く白濁していなかった天然ミナミが、白濁ミナミ環境から飼育水のみ共有で白濁したことから、白濁は遺伝ではないという説を採っています。)

これは、冬場に熱帯魚飼育環境(水温26℃前後)と日淡飼育環境(水温20℃前後)と屋外飼育で白濁の有無を検証する流れでしょうか。まだまだ分からないことだらけです。奥が深いです。

おまけのカイミジンコさん。なぜか青い。

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